猫は、もともとあまり水を飲まない動物だといわれています。流れる水を好む猫も多いことから、自動給水器(循環式の水飲み器)を検討している人も多いのではないでしょうか。
ただ、自動給水器は 「買ったのに飲んでくれない」「掃除が面倒で使わなくなった」 という声も少なくありません。この記事では、失敗しにくい選び方を整理します。
この記事の結論
- 選ぶときは 「電源の種類」「お手入れのしやすさ」「静かさ」 の3つを確認しましょう
- 「コードレス」には、水の中にコードがないタイプ と 充電式で電源コードがいらないタイプ の2つの意味があります
- 飲んでくれないときは、音・水流・器の形・置き場所 を見直します
- 電気で動く給水器は止まることもあるので、普通の水入れも必ず一緒に置きましょう
自動給水器の電源は3タイプ
| タイプ | しくみ | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| コンセント(USB)式 | 本体からコードでつなぐ | 置き場所の近くにコンセントがある人 | コードをかじる猫には対策が必要 |
| ワイヤレス給電式 | 台座から本体に電気を送る | 本体を丸洗いしたい人 | 台座のコードは残る |
| 充電式(バッテリー) | 内蔵バッテリーで動く | コンセントのない場所に置きたい人 | 定期的な充電が必要 |
「コードレス」表記の2つの意味
商品名に「コードレス」と書かれていても、次の2つが混ざっています。
- 水の中にコードがない:ポンプへの給電がワイヤレスになっていて、水の中や本体まわりにコードがないタイプ。台座からはコンセントへのコードが出ています
- 電源コード自体がいらない:バッテリーで動く充電式。コンセントのない場所にも置けます
「どこにでも置きたい」なら充電式、「水まわりのコードをなくして洗いやすくしたい」ならワイヤレス給電式、というように目的で選び分けましょう。コードをかじる癖がある猫なら、コードの対策も忘れずに(「猫がケーブルをかじる!感電を防ぐ対策」)。
お手入れのしやすさで選ぶ
自動給水器は、お手入れを続けられるかどうか が一番大切です。汚れたまま使い続けると、かえって不衛生になってしまいます。
- パーツが少なく、分解しやすいか:ポンプまわりには毛やぬめりがたまりやすいので、簡単に外して洗えるものを
- 丸洗いできるか:ワイヤレス給電式は、本体を丸ごと洗いやすいものが多いです
- フィルターの交換目安と入手しやすさ:交換用フィルターが手に入りやすいメーカーだと安心です
- 器の素材:陶器やステンレスの器は、傷がつきにくく洗いやすいといわれています
水の交換や掃除、フィルター交換の頻度は製品によって違います。必ず説明書の目安に従いましょう。
猫が飲んでくれないときのチェックポイント
- 音:ポンプの音や水の落ちる音を嫌がる猫もいます。静音をうたう製品を選ぶ、水位を保って音を小さくする、などを試しましょう
- 水流:勢いが強すぎると警戒することがあります。水流を調整できる製品なら、弱めから始めてみてください
- 器の形:器が深すぎたり狭すぎたりして、ひげが当たるのを嫌がる猫もいます
- 置き場所:ごはんやトイレのすぐそばは避け、落ち着いて飲める場所に置きましょう
慣らし方のコツ
いきなり今の水入れと置き換えるのではなく、しばらくは並べて置く のがおすすめです。最初はポンプを止めた状態で置き、慣れてきたら水を流す、という順番も効果的です。
猫の飲む量が 急に増えた・減った と感じたときは、体調の変化のサインの可能性もあります。気になる場合は、かかりつけの獣医師に相談してください。
留守番で使うときの注意点
- 普通の水入れも一緒に置く:停電や故障、バッテリー切れで給水器が止まることがあります
- 容量と水の減り方を確認しておく:出かける前に、1日でどれくらい減るかを見ておくと安心です
- 出かける直前に導入しない:猫が慣れる前に留守番を任せるのは避けましょう
留守番の準備全体は「猫の留守番対策 完全ガイド」にまとめています。
デメリット・向かない人
- お手入れの手間がかかる:普通の水入れより、洗うパーツが多くなります
- フィルター代がかかる:フィルター式は、交換用フィルターを定期的に買う必要があります
- 電気で動くので止まることがある:故障や停電、充電忘れに備えた準備が必要です
- 向かない人:こまめに掃除する時間がとれない人や、今の水入れでよく水を飲んでくれている猫には、無理に導入する必要はありません
候補の自動給水器
タイプごとに候補を挙げます。価格や仕様は変わることがあるので、購入前に販売ページで最新の情報を確認してください。
定番のフィルター式(コンセント・USB)
水の中にコードがない(ワイヤレスポンプ)
本体を丸洗いしたい(ワイヤレス給電)
コンセントのない場所に置きたい(充電式)
飲んだ量をアプリで確認したい
まとめ
- 自動給水器は「電源の種類」「お手入れのしやすさ」「静かさ」で選ぶ
- 「コードレス」は、水中にコードがないタイプと充電式の2種類がある
- 飲まないときは、音・水流・器の形・置き場所を見直す
- 慣れるまでは、今の水入れと並べて置く
- 留守番では、普通の水入れも必ず一緒に置く
水をよく飲んでもらう工夫のひとつとして、猫の好みに合う給水器を探してみてください。
