オンラインゲームのラグ対策でいちばん効果が大きいのは、有線LANにすること です。とはいえ、ルーターはリビング、ゲームは自分の部屋……という家も多いはず。
この記事では、工事をせずに、離れた部屋で有線LAN(またはそれに近い環境)を使う4つの方法 を比較します。
この記事の結論
- 安定性を最優先するなら、長いLANケーブルを引き回す のが一番です
- ケーブルを引けないなら、PLC(家の電気配線を使う)か メッシュWi-Fi を検討しましょう
- 中継機のLANポート は手軽ですが、ゲーム用途では不安定になることもあります
- 賃貸でもできる方法ばかりですが、ケーブルの固定などは 原状回復できる方法 を選びましょう
4つの方法の全体像
方法1:LANケーブルを引き回す
いちばん確実なのは、ルーターからゲーム部屋まで LANケーブルを直接引く 方法です。
- ドアの下を通すなら:薄い フラットタイプ のケーブルが便利です。ドアを閉めてもつぶれにくくなります
- 廊下を通すなら:配線モール(壁や床に貼るカバー)を使うと、見た目もすっきりし、足を引っかけにくくなります
- 長さ:実際の経路をメジャーで測り、少し余裕を持たせた長さを選びましょう
向かない人:ケーブルが見えるのがどうしても嫌な人、ケーブルをかじる猫がいて保護しきれない人(対策は「猫がケーブルをかじる!感電を防ぐ対策」で解説しています)
方法2:PLC(コンセントでネットにつなぐ)
PLCは、家の電気配線を使ってネットの信号を送る 機器です。ルーターの近くのコンセントと、ゲーム部屋のコンセントに1台ずつ挿し、それぞれをLANケーブルでつなぎます。
- 良いところ:コンセントに挿すだけで、壁の向こうの部屋まで有線でつなげます
- 注意点:家の電気配線や、同じ回路につながっている家電の影響 を受けやすく、速度や安定性は家によって大きく変わります。電源タップ経由ではなく、壁のコンセントに直接挿す のが基本です
向かない人:ルーターのある部屋とゲーム部屋で、電気の回路が大きく分かれている家(分電盤が別系統になっている場合など)
方法3:メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは、複数の機器(親機と子機)で家じゅうをWi-Fiで覆う 仕組みです。多くの子機にはLANポートが付いていて、ゲーム部屋に置いた子機からPCやゲーム機に LANケーブルでつなぐ こともできます。
- 良いところ:家全体のWi-Fiも一緒に改善できます
- 注意点:親機と子機の間は無線でつながるため、完全な有線ほどの安定性はありません。価格も高めです
方法4:中継機のLANポートを使う
Wi-Fi中継機の中には、LANポートを備えたもの があります。ゲーム部屋の近くに中継機を置き、LANポートからゲーム機につなぐ方法です。
- 良いところ:安く、手軽に試せます
- 注意点:中継機とルーターの間は無線なので、電波の状態によっては不安定 になることも。速度が落ちやすい製品もあり、ゲーム用途には向かない場合があります
どれを選ぶ?
| こんな人 | おすすめの方法 |
|---|---|
| とにかく安定性を最優先したい | 1. LANケーブル |
| ケーブルを見せたくない、壁の向こうまでつなぎたい | 2. PLC(家の配線によっては不向き) |
| 家全体のWi-Fiも改善したい | 3. メッシュWi-Fi |
| まずは安く試したい | 4. 中継機のLANポート |
どの方法を選んでも、実際にPingを測って効果を確かめる のが大切です。測り方は「ゲームのラグ・Pingを下げる方法」で紹介しています。
候補の機器
価格や仕様は変わることがあるので、購入前に販売ページで確認してください。
ドアの隙間を通すなら(フラットLANケーブル)
廊下のケーブルをすっきり隠すなら(配線モール)
コンセントでつなぐなら(PLC)
家じゅうのWi-Fiも改善したいなら(メッシュWi-Fi)
まとめ
- 安定性を最優先するなら、LANケーブルの引き回し
- ケーブルを引けないならPLCかメッシュWi-Fi
- 中継機のLANポートは手軽だが、ゲームには不安定なことも
- どの方法も、Pingを測って効果を確かめる
「有線にしたいけど、部屋が離れているから無理」とあきらめる前に、家に合った方法を試してみてください。

